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新宿・お店のアーカイブ
イタリア「ペイラーノ」の金・銀のチョコ 伊勢丹新宿
伊勢丹新宿店で1月26日〜31日まで行われているチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」で買ってきてもらったお土産。
イタリア・トリノ「Peyrano(ペイラーノ)」の金・銀のチョコ2種。どちらもけっこう味が異なるのですが、深〜い味わいでホント美味しい。
同封されていた紙の解説にはこのように書かれています。
金:ジャンドゥイオット Giandujotto
19世紀初め、ナポレオンの「大陸閉鎖令」の影響でカカオ豆の輸入が激減し、チョコレートが庶民の手に入らなくなりました。
そこで地元ピエモンテの特産だったヘーゼルナッツを混ぜ合わせたチョコレートが生み出され、瞬く間にトリノで人気を博しました。カーニバルの道化師の名をもらったジャンドゥイオットは、今でもトリノの代表的なチョコレートです。
地元ピエモンテのヘーゼルナッツを練りこみ、微妙にカカオの粒が舌の上でざらつく感じを残して風味を引き立たせています。銀:ジャンドゥイオット・アンティーコ Giandujotto Antico
創業当時と同じ製法で作られるアンティーク・タイプのジャンドゥイオットです。製造工程だけでなく、原料と風味も異なります。
ペイラーノは独自の機械を開発し、ジャンドゥイオットを石版の上に直接押し出します。そのため、1つ1つの形は微妙に違います。
しかし、その技術により、柔らかすぎず硬すぎない、独特な質感を生み出し、類を見ないベルベットのような舌触りと、19世紀からトリノ市民が熱愛した伝統の味が、忠実に再現されています。
●CICCOLATO「Peyrano」TORINO(イタリア語 or 英語)
URL:http://www.peyrano.com/
Corso Moncalieri, 47
Telef. 660.22.02
Corso Vittorio Emanuele, 76
Telef. 543.940 – 538.765
●ペイラーノのブログ(日本語)
URL:http://peyrano.cocolog-nifty.com/blog/
越前田村屋の「焼き鯖寿し」 駅弁屋新宿
- 06:15
- 新宿・お店
前に「おぎのやの峠の釜めし」を限定販売していたJR新宿駅の駅ナカにある「駅弁屋」。土曜日に新宿に寄ったので、物色してみることに。
全国各地の駅弁の数々。
B級ご当地グルメですっかり有名となった山梨の鶏もつ煮の「甲州とりもつべんとう」も。
今回、購入したのは、福井県・越前田村屋の「焼き鯖(さば)寿し」。
舞台は急にかわり、吉祥寺・井の頭公園へ。買って帰って、公園で食べました。
鯖を片身使用した「焼き鯖寿し」。鯖がけっこう肉厚で、鯖特有のいやな臭みもなくウマい。
パッケージには「越前田村屋のこだわり三ヶ条」が書かれていました。
一、焼き鯖のこだわり 脂がのった鯖をいちまいいちまい丹念にふっくらと炊きあげています。
二、米(シャリ)のこだわり 福井県産コシヒカリ米をベースに独自にブレンドしたお米(シャリ)を使用しています。
三、味のこだわり 煮込み椎茸と甘酢生姜で旨味を更にアップさせています。
鯖と米の間にはこの椎茸としょうがはさんであります。
ところで、「焼き鯖寿司」では「みち子の焼き鯖寿司」が前から気になっていたんですが、これは売ってなかった。食べ比べてみたい。
新宿駅最後の小さなお店ベルク その6
- 2009年1月21日 23:59
- 新宿・お店
キッチンがレジから見えるので、スタッフの方が食材をパンにはさんだり、皿にのせたりする様を眺めることができるのですが、本書で「できるだけギリギリにスタンバイする」と書かれている通り、食材がパックに少量ずつ入れられていて、小出しに手間をかけて補充しているのだなということがうかがえます。
カット野菜は使わない、化学調味料に頼らないとも書かれていましたが、食材に対するこだわりを垣間見ることができました。
ところで、ベルクは立ち飲みと座席のスペースがあるのですが、このいまやバーなどでも定番となっている立ち飲みスタイルというのがくつろげない感じでニガテでした。そして何よりもひとり飲みというのも、「やりたい」とは思いつつも、ほとんど経験したことがありませんでした。
でも、このベルクは、立ち飲み&ひとり飲みが慣れていない自分にとっても気兼ねなく利用できる空間でした。
先に挙げた、これらの要素が満たされていますし、
・食べたいときに食べたいものが食べられる
・しかもちょうどいい値段で。ばつぐんの美味しさで
・お店の人もちょうどいい感じがいい。つかずはなれず何気に気にしてほしい
また、別の要素としては、店内の内装が“にぎやか”なのも一因なのかもしれません。フリーペーパーの「ベルク通信」や、POPが貼られていたり、写真の作品集が展示されていたりと、そのにぎやかさに囲まれていると、手持ち無沙汰を感じさせないというか。他の店などでよくあるこういったにぎやかさはどちらかといえばマイナスの要素になるんですが、このベルクではそれがプラスになっている感じを受けます。
それにしても、1カ月ごとに配信されるという「ベルク通信」の最新号がvol.177というのにビックリ。ウェブサイトを見ると1994年の5月にvol.1が登場しています。
ここ最近、連続で通ったんですが、「次はこれを試してみたい」というのがまだまだあります。通勤で新宿を経由していないんですが、わざわざ経路を変えてまでこれからも利用したいと思わせる、そんなお店でした。
『新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには?(P-Vine BOOks)』
(井野朋也:ベルク店長/ブルース・インターアクションズ)
新宿駅最後の小さなお店ベルク その5
- 2009年1月20日 23:59
- 新宿・お店
そして、ここで忘れてはならないのは、品々の驚くべき価格の安さです。ブレンドコーヒーは210円、グラスに注がれるサッポロの生ビールと黒エビスはそれぞれ315円、プレミアムビールのエーデルピルスは378円、ギネスのハーフ・パイントは451円、ビアテイスターのおすすめ樽生ビールは630円、4種類をそろえた「今月のワイン」は315円、そして、「本日の気まぐれ純米酒」! は420円から。
そう、再び驚くべきは、このお酒のラインナップでもわかるとおり、商品のアイテム数の多さ。100以上もあるのだという。もちろん、おつまみもそれなりのを頼んでも300~400円台くらいでリーズナブルプライス。
通常、このくらいの価格だと、「味に期待してはいけない」と店側・顧客側での黙契が成り立ってしまっているのですが、それを考えると、このプライスでこの味はちょっと感動的です。
「朝ベルク」では、モーニングサービスの「ミール(マイスター・ベーコン&チーズ)」(天然酵母トーストとサラダ、ホットコーヒー付き、472円ナリ)を(パン、美味しかった)、
「昼ベルク」では、ホットコーヒー付き「ホットドックブランチ」(サラダや卵も付きます、525円ナリ)を頼みました。
「昼ベルク」のホットドックは、レジで「ケチャップはどうしますか」と聞かれたのにビックリしました。ならばナシで味わってみようと、「プレーン」で。これが、パン&ソーセージともに、「おっ、なんか違う」と小さな驚きを感じさせてくれます。素材そのもののよさを味わってもらうために、プレーンをすすめているのかもしれません。
そして、「夜ベルク」では、ポーク・アスピック(472円)、と生ビールを。
「ポーク・アスピック」、アスピックとは煮こごり的な意味らしいのですが、豚肉のコンビーフみたいなものと言ったらいいでしょうか。これは一緒に付いてくるパンにつけて食べます。
夜なのに、お酒を2杯飲んで、つまみを頼んでも、1500円くらいの出費! でした。
つづく
『新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには?(P-Vine BOOks)』
(井野朋也:ベルク店長/ブルース・インターアクションズ)
新宿駅最後の小さなお店ベルク その4
- 2009年1月19日 23:59
- 新宿・お店
「ベルク(BERG)」の名前の由来は、オーストリアの作曲家・シェーンベルクから。クラシックに造詣の深かった井野さんのお父さんが命名したとのことです。
「ベルクのように年齢や性別や職種や国籍の垣根を越え、ごった混ぜになっている店は珍しいようです」と書かれているとおり、まずは、多種多様な客層にビックリしました。
会社員から、学生、夜のお店系の人、着物を着ている人もいれば、職業・年齢不詳!? の人まで、男女年齢問わず、賑わっていました。
「朝・昼ベルク」では、ビールを頼んでいる人も見受けられたり、「夜ベルク」では、10時過ぎに行ったんですが、飲み会が終ってイエに帰る前のちょっと一杯のコーヒーを楽しむ人々、料理、お酒がテーブルにずらりと並べられて、がつんと飲み会の席と化している集団や、お酒のみのオーダーで会話に熱中している人々など、それぞれの楽しみ方でこのベルクを利用している様を見ることができました。
そして、迫川副店長が最初から思い描いていたというイメージ、「女性が一人で気軽に立ち飲みできる店にしたい」という光景も当たり前のように展開されていました。
スーツをピシッと身にまとった仕事ができる風の女性もいれば、どこかで演奏してきた帰りなのか、楽器を抱えた女性など様々な女性が、一人飲みをしていたり。
また、その仕事ができる風の女性が、ビールとワインをおつまみ系の料理とともに、頼んでいて、メニューの仕方に慣れている感じが、心地よかったです。
つづく
『新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには?(P-Vine BOOks)』
(井野朋也:ベルク店長/ブルース・インターアクションズ)
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