- 2009年2月6日 23:59
- 西原理恵子
「ディスカヴァー社長室blog」で干場社長は、「正直に告白すると、サイバラさんの『高名』は知っていたが、これまで数える程の漫画しか読んだことのないわたしは、まったくサイバラさんの作品に触れたことがなかった」と書かれていますが、自分は「毎日かあさん」を書いてる人かくらいの知識しかなく、過去の作品を読んだことすらありませんでした。
本書は、西原理恵子さんの実際の人生体験を通して、オカネときちんと向き合う大事さを綴った自伝的エッセイ。
「貧乏は病気」と定義する西原さんが、「カネ」がないということがどういう心境・状態を生み出してしまうのかといったことを、西原さんの半生の実体験とともに語られていきます。
「お金に余裕がないと、日常のささいなことがぜんぶ衝突のタネになる」
「貧しさは、人からいろんなものを奪う」
「人は将来に希望が見えなくなると、自分のことをちゃんと大事にしてあげることさえできなくなってしまう」
貧困の暮らし、高校退学における裁判やお父さんの死、夫だった鴨志田氏との死別など、本書にある数々のエピソードを読んで、西原さんはこんな人生を送ってきた人なんだと衝撃を受けました。
『この世でいちばん大事な「カネ」の話(よりみちパン!セ)』(西原理恵子/理論社)
つづく
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