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外国映画のアーカイブ
タロットカード殺人事件
- 2008年5月13日 23:59
- 外国映画
『マッチポイント』に続き、ロンドンを舞台にウディ・アレン監督がスカーレット・ヨハンソンと組んだミステリー・コメディ。
これもやはり彼女ありきの映画ですね。前回の『マッチポイント』ではなんとも“お安い”感じの女性を演じていたヨハンソン。今回は、ジャーナリスト志望の学生サンドラの役で、セクシーさを封じ込めた容姿のヨハンソンでしたが、それが逆にやられました……。ただヨハンソンが好きなだけです……。
「ミステリー」というコトバに、ちょっと身構えていたんですが、とてもシンプルな展開。この映画のよさといえば、そういったストーリー展開も含めて、テンポの軽快さだと思います。ウディ・アレンとヨハンソンのやりとりをはじめとして、音楽も軽快さに一役買っています。
たやすくピーター(ヒュー・ジャックマン)と関係をもってしまうサンドラの心理や、秘書は結局、殺されたの!? とか、ピーターは「おぼれた」ということ自体にギモンをもたなかったのかとか、亡霊ジョーは結局、ボックス以外でも出現できるの? とか、つっこみどころはあるんですが、とにかくテンポ重視の映画なので、そんなところはどうでもいいのかもしれません。
ウディ・アレン演じる手品師シドニーの「ロンドンはアメリカと逆の左車線だから(運転していて)冷や汗がでるよ」というあの気持ちはとってもよくわかります。
ところで、亡霊ジョーがどんだけ船から飛び降りたんだって考えると笑ってしまいます。
Tags:映画
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