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美術館・博物館・絵画モノのアーカイブ
「ウルビーノのヴィーナス」展
- 2008年5月27日 23:59
- 美術館・博物館・絵画モノ
本展は、ルネサンスを代表する画家、ティツィアーノ作の絵画「ウルビーノのヴィーナス」を中心に、古代ギリシャから初期バロックの時代までのヴィーナスをテーマとした絵画、彫刻など70点超の作品群が展示された展覧会。
ティツィアーノの同作品はイタリア・フィレンツェのウフィツィ美術館に所蔵されているもの。この作品は同美術館で観たことがあるんですが、その時は、他の作品たちにも目移りしてしまって、ゆっくりと眺めることができませんでした。今回は細部にわたって観ることができました。
今回、美術館側の規制が厳しくなく、歩きながら観させられることもなく、その場にしばらく立って観ることも可能でしたし、また、かなり近くから観ることができました。
多くの感想でいわれていることですが、やはりこの作品の魅力は、官能的なところです。
ベッドに横たわり、目線が観る側を捉えていて、他の作品ではなかなかお目にかかれない挑発的なところが直に描かれているところに魅力を感じます。
東京おもちゃ美術館
- 2008年4月20日 23:00
- 美術館・博物館・絵画モノ
この「東京おもちゃ美術館」は、閉校となった小学校校舎がリニューアルされて開設された美術館なのです。
お昼過ぎに着いたんですが、すでに家族連れから年配のご夫婦まで、様々な世代の方々が見にきていました。外国人の家族もいました。
まさに学校ですね。
日本のおもちゃから世界のおもちゃまで、手作りおもちゃも多数展示されていて、また、実際におもちゃをつくる工房も用意されています。同館の「おもちゃ学芸員」の方々が遊び方を教えてくれたり、解説してくれます。
企画展示の、韓国、中国、台湾、フィリピン、インドなどのおもちゃを集めた「アジアの玩具展」が特に好きでした。
これは様々なコマ。
そして一番燃えた!? のが、「投扇興」の体験イベント。「投扇興」とは、扇を投げて的=蝶(と言うらしい)を落とす伝統遊戯のこと。おもちゃ学芸員の方が投げ方を教えてくれたんですが、4度目でやっと落とすことができました。
流派がいくつかあるんでしょうけど、今回、体験させてもらったのは、点数が源氏物語の54帖を採用したもの。投扇興は、落とした蝶、扇、そして台座(枕)の見立て(位置関係)で得点を競うわけですが、私はそれぞれの位置関係がバラバラで1点の「花散里」に……。
なんとも優雅で楽しかったです。こんなお座敷遊びをやってみたいなぁ。
最後に気になったのは設置してあったガチャガチャ。
「ネパールきのこ」など不思議なラインナップ。とりあえず、薩摩の起き上がり小坊師というものを買ってみました。
……かわいい、とは言い切れないな。でも「台所の神棚などに飾ると家族を見守ってくれる縁起もの」だそう。神棚がない……。
ルーヴル美術館展
- 2008年4月9日 23:59
- 美術館・博物館・絵画モノ
本展は、ルイ15世の寵愛を受けたポンパドゥール夫人やルイ16世の妃マリー・アントワネットらの調度品をはじめとして、18世紀のフランス宮廷で使われた品々約140点が展示されていました。
王妃マリー・アントワネットにとても興味があるんです。『ベルばら』はもちろんとして、シュテファン・ツヴァイクや遠藤周作の本も読み、映画も観にいきましたし、マリー・アントワンットと名のつくものはとても気になります。最終的にマリー・アントワンットはどういうタイプの女性だったのか、というのが気になるんです。
この「ルーヴル美術館展」を2時間くらいかけて観ましたが、ダイヤモンドがちりばめられていたり、宝石箱のような嗅ぎ煙草入れの数々は見ごたえがありました。銀の「塩入れ」は度肝を抜かれましたし、アントワネットが興味を示したとされる日本の漆器もよかったです。
次回はゼッタイこれを観にいきます。
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