- 2006年7月27日 23:59
- 参考本
「食品の裏側 その1」のつづき
この本は、食品添加物で主要なものを記載してはいますが、表示項目の見方や成分を細かく説明したものではなく、「ラベルだけでは読み取れない、見えない『裏側』」についての情報に重点が置かれています。
例えば加工食品で、バラで売っているもの(包装していないもの)、店内で製造・販売しているもの、パッケージが小さいもの(30平方センチ以下)などには、「表示免除」という例外ケースが認められているといったことや、「香料」や「乳化剤」など、同じ目的のために使われるのであれば、表示ひとつでオッケーな「一括表示」(「調味料(アミノ酸等)」)が同じく認められているといった、表示項目だけではわからない事柄を記載しています。
ところで、みりんの説明が書いてありました。
昔ながらのみりんを「純米みりん」とすれば、いまスーパーで売られているものは「みりんタイプ調味料」にすぎません。
この「みりんタイプ調味料」にも、実は「発酵調味料」と「みりん風調味料」の2種類があります。
「発酵調味料」のほうは、米やとうもろこしなどを原料にアルコール発酵させ、「ブドウ糖」や「グルタミン酸ナトリウム(化学調味料)」「酸味料」で味を調えてつくります……。
……一方、「みりん風調味料」はシロップを原料に、同じく「グルタミン酸ナトリウム(化学調味料)」や「酸味料」などで味をつけ「カラメル色素」で色をつけたもの。
塩の種類の違いなども書いてあり、参考になりました。
つづく
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- 食品の裏側 その2 - dskiwt.net より