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生活はアート その1

久しぶりに再会したmiさんと本の話になったときに、「自分にとっての『バイブル』!?」としてこの本を紹介されました。

それは、『生活はアート』。著者は、フランス大使館の職員、東京日仏学院副学長、レストランのオーナーを務めて、現在はライフスタイルプロデューサーとして活躍している、モロッコ生まれのフランス人、パトリス・ジュリアンさん。

本書では、パトリス・ジュリアンさんの日本のフランス大使館での文化担当官時代から、東京日仏学院の副学院長を経て、一軒家のレストラン「サントル・フランセ・デ・ザール」でのオーナー・シェフにおける日々を振り返りつつ、彼の生活に対するスタイル・姿勢や考え方が綴られています。

ひと言でいえば、この本は、「生活に『アート』を反映させることによって、何気ない日常の暮らしを素敵で楽しいものに」、といったことが紹介されています。

「『暮らし』とか『生活』というと『アート』とはかけ離れたものだと思われがちですが、フランスではライフスタイルを言うとき、それを生活のアート、『アート・ド・ヴィーヴル(Art de Vivre)』と表現します。フランス人にとって日常生活はアートでなければならず、奥さんは誰もがアーティストでなければならず、芸術作品は人々の日常を楽しくさせるためにあると考えます」

今でこそこういった本は「ライフスタイル」、「スローライフ」などと称して氾濫していますが、この本は1996年に発行されたものなので、こういった分野での先駆け的な存在なのかもしれません。

今、単行本は残念ながら絶版になっていますが(文庫本はあります)、10年以上も前のものにも関わらず、内容が全然色あせていないというか、読んでいて今も「うんうん」とうなずけることが多い素敵な本でした。

つづく


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