- 2006年3月4日 23:59
- 参考本
「ワンポイントガイド」の他にも、動物の食べる姿を通じて動物本来の能力を見てもらおうという試みの「もぐもぐタイム」の時間をつくったり、動物の看板や解説文を手書きで書いたり、機関誌をつくったり、お盆の数日に限って営業時間を夜9時まで延長した「夜の動物園」の開園も行います。
やっぱり手書きだと、本の POP などもそうですけど、つい目が止まって見てしまいますよね。
そして「夜の動物園」っていいですよね。夜の方が動物の動きも活発そうだし、ライトアップされた中で動物を見てみたいですね。あと何といっても「夜の動物園」っていう響きがいいですよね。これだけで本のタイトルとかになりそうな感じです。
でも、1967年に開園した旭山動物園も菅野園長が定年を迎えるころに最大のピンチを迎えます。
1994年7月にローランドゴリラのオス“ゴンタ”が亡くなり、8月にはメスのワオキツネザル“メイ”までもが不可解な死を遂げ、病理解剖の結果、死因はエキノコックス症と判明します。
エキノコックスとは本によると、
サナダ虫の一種。成虫はキツネやイヌなどの腸内に寄生する。人間もキツネの糞とともに排出された卵を摂取すると感染する恐れがあるが、手洗いなどの励行で未然に防ぐことができる。人間から人間に感染することはない
とのことでこの一帯に生息するキタキツネが原因ではなかったかとのことです。
ここで菅野園長や動物園の方々は、つつみ隠さずに事実を伝え、予防すれば感染することはない、ということを公表したのですが、動物園始まって以来の途中閉園に追い込まれます。翌年開園するが客足が伸びず、廃園寸前の状態になってしまいます。
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- 旭山動物園 その4 - dskiwt.net より