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食堂かたつむり

15歳で家を出てから10年ぶりに、母が住む故郷の山あいの村に戻ってきた倫子が、お客は一日一組限定の「食堂かたつむり」をオープンします……。

結論から言うと、命ある食材に対する感謝の気持ち、というテーマの伝え方に自分だったら違うふうに表現するだろうなと感じるところはありますが、一気に読んでしまいました。

本書では、開店準備で自分の食堂をつくりあげる描写にワクワクしました。イメージに合った椅子や店のドア、調理器具を探したり、厨房、床や壁、トイレの内装や外観を仕上げる様子、そしてそれら集大成として最も大事な食堂のネーミングを考えるところなど。

自分が店を開くとしたらどんな感じにしようと勝手に想像してしまいました。

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